10ユダヤ文明は欲望文明

欲望とは何か。レーニンは幸福は欲望の満足であるといっています。これはレーニンのトリックであって、欲望は満足できないのです。

欲望は満足させればさせるほど、いよいよ太ってくるのです。酒飲みの人は、いよいよ酒が飲みたくなるのです。そのように欲望は満足させることによっていよいよ太っていくのです。その結果、人間が欲望の奴隷になってしまうのです。これが果たして人間の幸福といえるかどうか。こういうことをユダヤ人はうまく利用して、世界をふり回しているのです。

欲望は人間を幸福にするものではありません。逆に・欲望を追求すればするほど、人間は欲望に落ち込んでいくのです。悲しみや苦しみがだんだん大きく深くなっていくのです。現代文明の行きづまりは、明らかに欲望主義的人生観が原因です。欲望がどうして起こったのか、欲望の本質は何であるかが、今の学者では説明できないのです。五蘊皆空、色即是空が分かりますと、欲望の原理が分かってくるのです。

人間は未来に向かって生きているのです。人間は知らず知らずのうちに、明日のことを考えざるをえないのです。今日一日のこと考えても、朝から昼までにする仕事とか、午後にする仕事とかを考えるのです。人間の意識はいつも未来に向かっているのです。

なぜそうなるかといいますと、時間は前から流れてくるからです。未来から時間が流れてくる。それに乗らなければ人間生活は成立しないのです。

人間は瞬間、瞬間を生きています。瞬間、瞬間生きているというのは、瞬間、瞬間に前へ向かっているのです。これが人間の理性の本性です。理性はそういう形でしか働かないのです

情緒は五官の基礎になるものです。砂糖をなめて甘いと感じる。この感覚が情緒です。情緒は前から流れてくる時に乗って働いています。それしかできないのです。

人間は信じても信じなくても、未来に向かってしか生きられないのです。例えば、ある人が好きになるとか、嫌いになるとかということも、前向きに考えるからそうなるのです。利害得失もその通りです。おいしいものを食べたいと思うのも、未来を想像しているのです。

欲望は肉体的に生きている人間が肉体的な感覚で未来を待望するのです。反対に、肉体的ではなく、生きている事がらをじっと見る。そうすると希望が見えてくるのです。

今皆様は、肉体的に生きている人間がいると考えておいでになるのですが、これが人間の五蘊であって、色蘊によるのです。私たちは色蘊にだまされているのです。だから肉体的に生きている自分がいると思いこんでいるのです。その気持ちで生きていますから、皆様の未来は欲望を考えないわけにはいないのです。

皆様は無意識のうちに欲望の奴隷になっているのです。見事になっているのです。納得がいかなければ了解しないという欲望、死んだら死んだ後の欲望と、とにかく未来と欲望がいつも結びついているのです。これがまちがっているのです。

色即是空、五蘊皆空をよく味って頂きたい。般若ハラミタというのは。人間が肉体的に存在することが空だといっています。これはすばらしく高い思想でありまして、全世界にかんたる指導原理です。非常に高い文化遺産です。とてもユダヤ人には及びもつかない高い文化意識です。

般若ハラミタということが、本当の霊です。霊とはどういう意味かといいますと、日本では霊媒、心霊科学という感覚に結びつけられています。これは日本民族の個性みたいなものです。これがよくないのです。叡知的であるよりも、現実的になろうとする弱点をもっているのです。冷静に考えるよりも、目の前の利害得失を判断しようとする気持ちが、非常に強いのです。

これが霊という考え方を、摩詞不思議みたいなものにしているのです。幽霊みたいなもの、占いみたいなもの、巫女の口寄せみたいなものにしているのです。

日本には霊を売り物にしている宗教がたくさんあるのです。これが皆間違っているのです。肉体的に存在することを鵜呑みにしているから、こういうことになるのです。

本当の霊は何かといいますと、皆様の心臓が動いていることです。非常に生理学的

なものです。物理化学的なものです。科学が霊ではなくて、科学の本質が霊です。科学が科学でありうる原理が、霊です。

霊とは、目が見えるという事実、心臓が動いているという事実の本質です。霊には大文字のスピリット(Spirit)と、小文字のスピリット(spirit)があります。日本人が考えている例は、全部小文字のスピリットです。心臓が動いているという霊は、大文字のスピリットです。

大文字のスピリットで見ますと、欲望が消えてしまいます。欲望ではなくて、本当の未来が見えてきます。これを神を信じるというのです。

地球が自転、公転しているエネルギーは、皆様の心臓が動いているのと同じものです。これが霊です。本当のエネルギーなのです。

皆様の心臓が動いていることを、皆様は否定できないでしょう。これを神というのです。神といってもいわなくてもどちらでもいいのですが、これは絶対的事実です。絶対真理です。これをはっきりつかまえたら、死がなくなってしまうのです。

学問が学問として成立している根本が霊です。これをはっきり捕まえたら現代の学問の非常に不徹底なところが、修正されるのです。

根本原理が充分に解明されていないのです。人間とは何か。命とは何か、地球とは何か、これが分かっていないのです。科学を科学としている根本原理が神であるとすれば、私達は神を信じないわけにはいかないのです。

地球を地球としている原理、人間を人間としている原理が神です。この原理がなかったら、どうして人間が存在しているのでしょうか。この感覚で物事を見ていきますと、欲望が理想にかわってしまうのです。

般若心経に徹底し、霊が分かりますと、皆様の精神状態が変わってしまいます。そうすると欲望が理想に変わってしまうのです。

欲望は実は嘘です。欲望はないものをあるように考えているのです。これは人間の最高の弱点です。これに現代文明はふり回されているのです。世界観が小さいから、欲望があるように思えるのです。ユダヤ文明は欲望文明です。欲望の満足は人生の幸福であるというレーニンの哲学が、根本から間違っていることを、よくご承知頂きたいのです。


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