16選民ユダヤ人が神を裏切っている

皆様が頼っておいでになる常識は、肉体が存在すると考えているのです。ところが、肉体は存在しているのではないのです。肉体は現象しているのです。新陳代謝というのはたえず移り変わることを意味しているのです

存在という言葉を使いますと、同じ形で、同じ固定的な内容でそのままずうっと継続することを意味するのですが、花でも、朝生けた時と、午後とでは、条件が違っているのです。ちょっと見ただけでは同じ花のように見えますけれど、精密に検査をすれば、花の状態は変わっているのです。

般若心経が言っているのはそれなのです。般若心経の思想は相当古いものですが、観点は非常に新しいのです。現代文明のユダヤ人のトリックよりも新しいのです。

皆様は肉体が固定した形で、現象的に存在するという観念で生きておいでになります。これがいわゆる人間の常識です。この常識から考えれば、私の言うことは詭弁に聞こえるでしょう。

そこで私が申し上げたいことは、常識的に生きていると、必ず死ぬということです。これをよくお考え頂きたいのです。右の方から見ますと、左の方が詭弁になります。左からみると、右の方が詭弁になります。立場の相違だけなのです。

皆様が立っていらっしやる立場は、私から見ますと、死ぬに決まっているのです。これがお気の毒でしかたがないのです。ユダヤ人の思想に騙されているからです。

ユダヤ人はご承知のように、神の選民です。神を全然信じていないのです。神を信じていると言っていながら、神を裏切っているのです。これが現代文明の欠点に現われているのです。

現代文明の考えに基づいて生きていれば、必ず死ぬのです。肉体的に生きているという観念が、いわゆる五蕗になるのです。五蕗で生きていれば、必ず死ぬのです。

五蘊皆空ということが分かりますと、人間の肉体的な感覚から離れてしまうことになります。そうすると、死なない命の方向に歩み出すことができるのです。命は、死ぬか死なないかのどちらかです。

般若心経が空だといっているのは、現在の人間の感覚が間違っているといっているのです。色即是空というのは、目に見えている世界は、空だというのです。これがお分かり頂ければ、皆様は死なない命を見つけることができるでしょう。

現在皆様は、常識的には死なねばならないとお考えになっています。ところが、皆様の本心は、死にたくないとお考えになっているにきまっています。そのように、皆様のお考えの中に、矛盾した考えがあるのです。こういう点をよく追求していけば、死なない命を見つけることは、十分可能なのです。


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