はじめに

現世に生活しているという立場からだけお考えになると、会社に勤めている人は会社のことを第一にお考えになります。生活のことを第一にお考えになるのは当然です。

これは現在の文明主義的な考えでありまして、私達は現世に生きていることだけが人生のすべてではありません。

現代人は現世に肉体的に生きていることが、人生のすべてであると思いこまされているのです。肉体的に生きているということが、自分のすべてであると思いこまされています。これが現代文明のユダヤ主義の非常に悪い点です。ユダヤ人は本来こういうつまらない思想に落ち込んでしまうような民族ではないのですけれど、彼らは数千年の間、神を信じそこなっているのです。神を信じそこなった結果、とうとう神に反抗してこういう考えを持ってしまったのです。

そのために、全世界の人間に、彼らの反逆心を植えつけるというけしからん思想を持ってしまったのです。これが現代文明の中心思想になっているのです。死んでからのことを、一切考えない、これが現代文明の考え方です。

生きている間だけの生活主義、生活万能主義だけを考えているのです。これが近世から現代にかけての文明思想であって、この被害を日本人は、最も強く受けているのです。これがユダヤ主義の大きな害悪なのです。

ユダヤ人が白人を騙した、白人が世界全体を騙している、これが文明の大欠陥です。やがて、現代文明は根本的に崩壊するでしょう。神に逆らっているからです。聖書の原点に逆らっているからです。根本的に、文明構造は崩壊してしまうでしょう。ユダヤ人が崩壊してしまいますと、文明は崩壊してしまうのです。

こういう愚かなことがどうして起こったのかといいますと、人間の世界観が根本的に間違っているからです。

人間は現世に生活するためにだけ生れてきたのではありません。現世に生活することによって、利害得失はどういうものか、霊魂はどういうものか、肉体構造はどういうものか、物と事の関係はどうなるのか、命とは何か、神とは何かを冷静に、正確に勉強するために生まれてきたのです。

ところが現代人は、現世にしがみついているのです。現世の生活にしがみついています。これでは、必ず地獄へ行かなければならないことになるのです。

なぜかといいますと、現代文明には目的がないのです。現代の国家には目的がありません。学問に目的がありません。政治にも、経済、法律、道徳、宗教にも目的がないのです。現代文明のあらゆるものに目的がないのです。永遠の目的がないのです。目的がない文明は自滅するしかないのです。

文明を信じて生きている方は、ご自由です。目的がないことを承知して文明にかじりついているか、文明から逃れて神に目を向けるかです。生活はどうでもいいというのではありません。生活をまじめにするのはけっこうですけれど、生活のために霊魂を犠牲にしてはいけないのです。魂は永遠のものです。生活は現世だけのものです。これをよく考えて頂きたいのです。


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