17ユダヤ人が人類の運命をにぎっている

現世に長年生きてきた自分がいくら聖書を読んでも、本当の命は分かりません。今までの自分の気持ちを持ったままで般若心経を読んでも、本当の空は分かりません。

新約聖書は、「時は満ちた、神の国は近づいた。あなたがたは悔い改めて福音を信ぜよ」と言っています。これはマルコによる福音書一章十五節にある言葉です。

又他の所で、「人間が何者だから、これを御心に留められるのだろうか。人の子が何者だから、これをかえりみられるのだろうか。あなたは、しばらくの間、彼を御使いたちよりも低い者となし、栄光とほまれとを冠として彼に与え、万物をその足の下に服従させて下さった」(ヘブライ人への手祇268)とあります。

御使いとは天使のことです。天使の問題とユダヤ人問題が分からないのです。キリストを知ろうと思ったら、この二つを勉強する必要があるのです。

天使とは何かをキリスト教では一切教えません。教えないのではなくて、キリスト教の指導者が分からないのです。天使とは何のことか分からないのです。

天使とは何か。羽がはえた白衣の服を着たエンゼルではありません。欧米人は哲理的には浅薄な民族であって、般若心経のような深い考察はできないのです。欧米からきたキリスト教は白人主義の宗教でありまして、天使が全く理解できません。時間、空間が天使だということがわからないのです。

とにかく、本当に真剣に、自分の人生と命を棒にふる覚悟でなかったら、聖書の真髄は分かりません。

皆様が真理に向って前進するためには、現在の命を持ってこのまま生きていても、必ず死んでしまうということを、はっきり知っていただきたいのです。現実に皆様が生きている姿は、時間、空間の下に押しつぶされるような状態にあります。分かりやすく言いますと、政治構造、経済構造、法律が、天使なのです。人間はそういう社会構造の下に置かれているのです。

肉体的に生きている人間を自分だと思っている人は、天使の上に立つことは絶対にできません。天使の上に立つことができないとどうなるかということです。

実は地獄は天使長ルシファーを処罰するためにつくられた神の刑罰の状態です。これは恐ろしい所です。新約聖書の黙示録の終わりの方を読んでみますと、火の池が出ています。人間は絶えず燃え続ける火の池へ放りこまれるのです。天使長の下にあるものは、全部放りこまれるのです。政治構造、学問、宗教を信じている人は、天使長の下にある人です。こういう人々は全部火の他に放りこまれるのです。

天使より低くつくられたイエスが、死の苦しみを味ったのです。イエスが死の苦しみを味ったということを、キリスト教では十字架につけられたことだと解釈しています。これは間違った解釈です。

イエスは天使よりも低くつくられたのです。このために死の苦しみを味ったのです。天使より低くつくられたとはどういうことかといいますと、肉体を持たなければならないような条件で現世に生きてきたことを意味するのです。これは罪人の形をとらされて現世に来たことを意味するのです。その結果、イエス自身が神の栄光と誉れをよく承知していながら、時間、空間の下におかれた。世間の常識、世間の言い伝え、法律、宗教、社会の下におかれた。生ける神の子の実体を持っていながら、さんざん苦しめられ、はずかしめられ、死の苦しみを味ったのです。

キリスト教の解釈は全然間違っています。イエスの死の苦しみというのは十字架とは違います。天使より低くつくられたと聖書に書いてあるのに、その意味が分からないのです。キリスト教は聖書を読んでいないのです。聖書の文字は読んでいますが、正しく理解していない。だからイエス・キリストの本当の姿が全然分かっていないのです。

それは悔い改めをしていないからです。心を更えることをしていないのです。心を新にして、もう一度やり直せとパウロは言っていますが、それをしていないのです。

この世に生れたままの人間が、生れたままの気持ちで聖書を信じている。そんな事で聖書が分かるはずがないのです。

皆様の心臓が動いていることが、神の御霊の働きです。皆様の目が見えることが神の御霊の働きですから、神の御霊を崇めることを考えて頂きますと、天使の下に置かれている状態、悪魔の下に置かれている状態から、脱出することができるのです。

皆様は生れる前に、完全に悪魔の子分にされたのです。これは旧約聖書創世記の二章、三章に詳しく書かれていますが、人祖アダムが悪魔の誘惑によって、神から絶対に食べてはいけないと言われていた善悪の木の実を食べて死んだのです。このことをよく考えて頂きたいのです。

人間は生れる前に完全に悪魔の子分にされて、そのまま現世に生れてきました。そして物心がついて大きくなったのです。ですから、心臓が動いているという意味が全然分からないのです。生理現象とは何か。どうして目が見えるのか。どうして耳が聞こえるのか。どうして心臓が動いているのか、生きるとはどういうことか。死ぬとはどういうことか。こういう根本的なことが全く分かっていないのです。

皆様は生れる前に、悪魔の下に置かれたのです。そういう因縁を持ったままで現世に生まれてきたのです。非常に気の毒な状態で生れてきたのです。

そこで、この世に生れてきた自分の命を信じないという新しい考えを持って頂きたいのです。

日本人は貯金が好きです。どうせ貯金をするなら、永遠に貯金をした方が得です。イエスは天に宝をたくわえよといっています。天に宝をたくわえるというのは、皆様が生きている立脚点を、永遠の場所へ移してしまえといっているのです。そうすると、命を皆様方のものとして神に与えられるのです。

皆様は悪魔に踏みつけられたままでこの世に出てきたのです。悪魔に踏みつけられたままで生れたということがカルマ(業)なのです。人間がこの世に生れたことがカルマです。生れたことが死んでいることなのです。この世に生れたことが、火の池へ行く原因です。この世に生れた人間は必ず死んでいくのです。

そこで、火の池から逃れるために考えなければならないのです。恐ろしい地獄の刑罰から逃れるために、今生きている命を見切ってしまわなければいけないのです。

今の人間は死んでしまうに決まっている命にしがみついています。こういう人間の愚かさは、文明構造の愚かさからきているのです。これをよく知る必要があるのです。

政治の根本原理、経済の根本原理、文明の根本原理は、全部ユダヤ人が握っています。現在の文明を信じていると、ユダヤ人の間違いをそのまま信じていることになるのです。

ユダヤ人の間違いをそのまま常識として持っているために、天使が全然わからないのです。天使の上に立つとはどうすることか、時間や空間の上に立つとはどうすることかが分からないのです。

その上日本人は、聖書を軽蔑しているのです。聖書が生ける神の言であることが分からないのです。キリスト教の人々が分かっていないのです。聖書を読んでいるけれども、キリスト教的な解釈で読んでいるのであって、キリスト教でさえも天使という言葉の意味が分からないのです。そういう悪い習慣から解脱して、本気になって命を考えて頂きたいのです。

ユダヤ人問題が分かっている日本人はほとんどいないでしょう。ユダヤ人と日本人の関係を本で読んで知っている人はたくさんいますが、ユダヤ人問題はそんなものではありません。

ユダヤ民族が世界全体の霊魂の運命を握っているのです。どうしてそうなるかが分る人がいないのです。カール・マルクスが唯物史観というばかげた思想を流し、何億という人が信じました。共産主義は崩壊しましたが、唯物主義は世界全体をおおっている。恐るべき魔力を持っているのです。ユダヤ人だからこういうことができるのです。

資本主義もユダヤ人が理論づけたのです。専門学はほとんどユダヤ人がつくったのです。現代文明は皆様が知っても知らなくても、ユダヤ主義によって振り回されているのです。

こういうことを深く知るためには、六千年の歴史をさかのぼって、人類全体の歴史の流れを見直す必要があるのです。歴史学の勉強をするのではありません。ユダヤ人が中心になって社会構造がつくられていたことが分かればいいのです。


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