あとがき

ユダヤ人が立ち直るといっても、どういう意味か分からない人が多いと思います。本来のあり方から考えて、ユダヤ民族は非常に大きな間違いに、陥ってしまっています。これが文明が混乱している原因になっているのです。

ユダヤ人が立ち直る。ユダヤ人が間違いから立ち直れば、世界に驚くべき平和が実現します。地球上から、ガン、エイズ、伝染病が一切なくなり、地震、台風、洪水、旱魃、冷害、飢饉、噴火、竜巻等の自然災害がなくなるのです。そして、一切の犯罪もなくなるので、全世界から刑務所、病院、軍隊がなくなるのです。これは聖書に預言されていることで、必ず実現するのです。ユダヤ人が立ち直れば、千年間の絶対平和が実現するのです。

ユダヤ人は何をどう間違えたのでしょうか。人間が肉体的に生きているという考えを断定的に創造したのがユダヤ人なのです。

モーセの掟を、肉体的な人間が守ろうと考えた。これが間違った考え方を持った人間が、地球上に棲息しはじめた原因なのです。

人間は肉体を持って生きていますが、それは精神構造という無限の働きを活用するためなのです。精神構造という無限の可能性を無視して、肉体だけを認める人間ができてしまった。これはユダヤ人から広がったのです。

元来、人間として神の前に生きておれるのは、ユダヤ人だけなのです。神の約束に係りがあったのは、ユダヤ人だけなのです。

神の約束とは何かということです。その前に神とは何かということですが、神とは命の根源なのです。地球を地球としているもの、人間を人間としているものが、誠の神なのです。

神とは、人間が承知してもしなくても、純然とした客観的実在です。地球には強力な電場が造られています。電離層とか、バンアレン帯があって、それが地球に強力な電場を追っているのです。地球を生きものにしている力が、神なのです。神の働きがなければ、地球に植物、動物が棲息できないのです。

この神がユダヤ人に約束を与えました。ユダヤ人に与えた約束とは、ユダヤ人だけを人間扱いするという、神の宣言なのです。この前に、ノアの洪水という事件がありました。これは今から五千年位前に起きた出来事です。この時に、火星にあった水が地球にきたというとんでもない事が起ったのです。その時の水が、現在、北極と南極で、氷になっているのです。これは地球にとって、多すぎる水なのです。

旧約聖書に、「その日に大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて」あるのです(創世記711)。神はこういう破天荒のことをするのです。日本人はほとんどの人が聖書を信じていませんから、聖書に書いてあることが、何のことかさっぱり分からないのです。

ユダヤ人の身の上話は、私達の命に重大な意味を持っているのです。ユダヤ人の盛衰興亡の歴史は、世界全体の人間の運命の根底になっているのです。こういうことが、日本人には全く分かりません。聖書を知らないからです。

キリストとは宗教の指導者ではありません。命の源である神の地球計画なのです。かつて神が地球計画を、ユダヤ人の祖先に打ち明けたのです。地球をこういう理由で造ったのだと、神が言ったのです。これがユダヤ民族のはじまりです。

アブラハムが神の相談相手になったのです。神がアブラハムを友とよんだのです。ノアの洪水の時に、人間が全部殺されて、その中でノアの家族だけが助ったのです。今生きている人間は、全部ノアの子孫になるのです。ノアの子孫から、アブラハムが出たのです。

神がアブラハムに約束を与えた。これが世界歴史の根本になっているのです。例えば、白人が文明の中心になっている。黒人が下におかれている。かつて、黒人が奴隷売買の対象になったのです。これは、ノアの洪水の事件が分からないと、理解できないのです。

そのように、人間の歴史の流れは、聖書を見なければ分からないのです。仏教をいくら勉強してもだめです。人類の歴史の流れが、命の流れの本源なのです。これは宗教ではわからないテーマなのです。

ユダヤ人問題は、宗教の問題ではないのです。世界歴史の実体なのです。これをつかまえると、本当の命が分かってくるのです。日本人は島国根性をもっていて、分からないことは知らなくてもいいと思っています。日本で通用する理屈が、まともな考えだと、自己中心的に考えているのです。

六千年の歴史の流れは、神の方針に従って流れてきたのであって、ユダヤ人問題は、神の方針の中心思想の問題なのです。

今はユダヤ人は大変悪いことをしていますが、キリストが復活する前までは、神はユダヤ人を中心にして地球計画をつくっていたのです。ユダヤ人は、本当の神をつかまえていた中心民族だったのです。かつて、ユダヤ人は神からモーセの掟を与えられました。その時ユダヤ人達は、神にじきじきに仕えるか、掟を守るかの選択をせまられ、掟を守る方を選んだのです。

しかし、神の掟は行えないものです。それを行おうと考えていることが、ユダヤ教の間違いです。

神の掟の中心思想は何かといいますと、自分が生きているという考えを、やめなさいといっているのです。あなたの命は神が与えたのだから、神の命に生きなさい。自分の命に生きてはならない。これが提の中心思想なのです。

十戒の冒頭で、神は「わが顔の前に、われの他、何ものをも神とすべからく」といっています(出エジプト記203文語訳)。わが顔とは、人間が生きていること、雨が降っていること、太陽が輝いていることです。私達はいつも、神の顔を見ているのです。

ところが、自分が生きていると思いますと、とたんに、自分自身が神になってしまうのです。自分が生きていると考えると、自分の命、自分の健康、自分の気持ちが一番大事になるのです。その時、自分が神になっているのです。

自分が生きていると思っている人は、自分という神を拝んでいるのです。これが間違っているのです。

わが顔の前に、何ものをも神とするな。自分を神とするなというのです。自分が生きると考えますと、神もあるかもしれないが、自分はもっと大切だと考えるのです。

神はどんな人か分からないが、自分が生きているのはもっと確かだと思うのです。これは神の前に、自分が倣然と立っていることになるのです。自分が神になっているのです。

基本的人権ということが、しきりに言われています。基本的人権という考えが、神の権利をふり回す思想なのです。これがユダヤ思想です。自由、平等、博愛というフランス革命の思想は、ユダヤ思想です。

基本的人権によって現代文明が初まり、基本的人権が世界中に横行しています。民主主義は、基本的人権の芝居です。民主主義は政治体制としては悪くないのですが、人生観的には、非常に悪いのです。政治問題と人生問題を混同してはいけないのです。

ユダヤ人は、人間が生きているから、自分が提を行って、神の前に大きな顔をしようと考えたのです。これがユダヤ教の始まりです。基本的人権の始まりです。

人間が生きている。人間が幸福になる権利があると考えるのです。幸福にならなければいけないのですが、人間が幸福になってはいけないのです。人間の本質は魂です。

魂は、理性、良心、五官の本質です。生きていることの本質は魂です。魂が幸福になればいいのです。

固有名詞の自分が幸福になる必要はない。これは死ぬにきまっているからです。人の本質は魂ですから、魂が救われたら、勝手に幸福になるのです。現世だけでなく、永遠に幸福を与えられるのです。

ユダヤ人は魂を全く見落して、人間だけに目をつけたのです。これは間違いやすいのです。魂であるわたしを見ないで、人間である自分を見たのです。

ユダヤ人は、人間である自分を、神として拝んでいるのです。自分の自尊心を拝んでいるのです。自分の経験、自分の立場、自分の利害を拝んでいる。これは、神ではないものを、神としていることになるのです。この思想を世界に広げたのが、ユダヤ人です。自分という考えが、現代文明の中心になっているのです。

その結果、とうとう文明が行きづまって、どうにもならなくなったのです。地球を何十回も破壊できる核兵器を造ってしまったのです。

なぜこういうことになったかといいますと、魂を全然見ないからです。人間が生きていることばかりを考えているのです。人間が生きている本質を洗い出すと魂になるのに、それを全くしてこなかったのです。

魂を全く考えないで、人間が大将になっている。人権主義は、人間を神に祭り上げて、拝んでいるのです。この思想の源がユダヤ思想なのです。

魂とは何か。曹洞宗の開祖道元禅師が、「生を明らめ死を明らめるは仏家一大事の因縁なり」と言っています。人間が生きていることを明らかにするのです。これはどぅいうことかといいますと、人間が生きているのは、人間という肉体が生きているのではない。生きている命が、形を造っている。これを魂というのです。このことを明らかにすることが、人間一大事の因縁であるというのです。

明らかにするとどうなるかといいますと、自分自身が仏になるのです。「生死のうちに仏あれば、生死なし」。人間が生きている間に、仏があればいいのです。仏とは、魂の実体を知ることです。私達がこの世に生きている状態において悟りがあるなら、その時、その人は、現世から消えているのです。

この世に生きている間に、仏の悟りがあれば、この世に生きている事実はない。自分が生きているという事実はないというのです。

こういうことが分かる人が、一人でもユダヤ人の中にいたらよかったのです。預言者にはありましたが、民衆の中にはなかったのです。預言者の言葉に反対して、民衆全体がユダヤ教をつくってしまったのです。この考えが、現代文明の基本的な考えになっているのです。

その結果、自分が生きているという考えによって、世界中の人間が苦しんでいるのです。これが、ユダヤ人の罪悪です。ユダヤ人は人間の命の根本に反する思想を、全世界に流しているのです。

ユダヤ人は非常に優秀です。他の民族はとても及ばないのです。ところがユダヤ人は学問を通して、人間の権威、人間の力を誇張するのです。自分という人間がいる。

自分という神を拝めというのが文明思想です。基本的人権があるといわれると、何となくうれしい気持ちがするのです。

ユダヤ人は人間をうまくおだてあげて、自分達の思想を世界に流したのです。その結果、近代文明ができたのです。全世界を何十回も破壊する核兵器を造ってしまったのです。

日本人はユダヤ人を迫害していません。かえってユダヤ人に好意を持っているのです。日本人の言うことなら、しぶしぶながら聞くでしょう。文明国のほとんどはユダヤ人を迫害し続けてきたので、彼らの言うことを聞くことができないのです。ユダヤ人に忠告することができるのは、日本人しかいないからです。

世界の命の流れを阻んでいるのは、ユダヤ人です。神と人間との関係を遮断しているのは、ユダヤ文明の思想です。これがなくなると、世界の文明状態が一変して、驚くべき平和、絶対平和が訪れるのです。


[PR]動画