3ユダヤ人問題は文明の中心テーマ

ユダヤ人問題は、現代文明の中心テーマでありまして、この本質が分かる人は、日本では非常に少ないのです。日本は、文明国の中で、一番遅れていた国であって、日本がようやく世界の仲間入りをしたのは、日露戦争が終わってからなのです。日本は、ほとんど、白人社会の中では、問題にされていなかったのです。今でも、ヨーロッパでは、経済的な問題をのぞくと、日本をあまり重要視していないようです。

日本の歴史が、非常にたち遅れていたこと、又日本が地理的に、東の果てに位置していたこと、そんな関係で、外国の影響を受けることが少なかったので、ユダヤ人についての見解が、非常に弱かったのです。

ユダヤ人は、現代文明をリードしている民族です。現代文明を承認して、賛美するような立場で考えますと、ユダヤ人ほど傑出した民族は、他にいません。現世で一番すばらしいのが、ユダヤ人です。

ところが、聖書的に見ますと、一番悪いのです。現世をひきずり回しているのが、ユダヤ人なのです。現世をひきずり回していることが、人類に、永遠の命の理想を示していないことなのです。つまり、現世に生きていることだけが、人間のすべてだと思わせているのです。

この世で王国を造ることが、ユダヤ人のねらいです。この世で生きていることだけで考えますと、ユダヤ人ほど立派な民族はいないのです。日本人など問題にならないのです。

イエス・キリストは、ユダヤ人です。世界歴史の流れで、良い意味で特筆大書されているのは、ほとんどユダヤ人です。又、一番悪いのも、ユダヤ人です。どう悪いかといいますと、生活主義、肉欲主義、欲望主義をまき散らしているのです。これが、現世のユダヤ人の特徴です。これは、一種の陰謀であって、そうすることによって、彼ら自身がもうけなければならないから、しているだけのことなのです。

私は、ユダヤ人に反省をうながすことが目的でいろいろ書いているのです。ユダヤ人え良くなれば、世界は良くなるにきまっています。ユダヤ人が祖先のような状態に返れば、世界は良くなるにきまっています。世界は驚くべき状態になります。ユダヤ人が一番大切な民族であるから、ユダヤ人をぼろくそに言うのです。一番かわいいから、一番ぼろくそに言うのです。

ユダヤ人に反省をうながすことが、全世界に平和をきたらせる、唯一無二の方法なのです。日本が、いくら経済的に有力な国になった所で、とてもユダヤ人のまねはできないのです。

ユダヤ主義は、現世に生きている人間の欲望主義であって、ユダヤ民族は現世的にはすばらしく傑出した、大民族です。ところが、人間は、命が中心であって、現世の生活が中心ではないのです。人間の本質は魂ですが、それを、生活が中心であるように言いふらして、その方向へ世界全体をひきずっていったのは、ユダヤ人なのです。

ユダヤ人の考え方が悪いために、全世界が物質文明にひきずり回されているのです。この物質文明は、やがて、大混乱をきたらすにきまっているのです。要するに、人間は、般若心経が言うように般若ハラミタをすること、彼岸へわたることが、目的なのです。現世で生活することが、目的ではありません。日本も、経済大国になることが目的であってはいけないのです。

日本は、単一民族ではなくて、二通りの種族があるといえます。天皇の一族から分かれた一族と、日本に土着していた一族です。産土神を信じる人々です。

ユダヤ人も、現世主義のユダヤ人と、神の国の実現をねらっているユダヤ人と、両方あります。ユダヤがねらっている神の国とは、全世界の完全な平和を意味するのです。戦争をなくすことだけではだめなのです。ただ、核兵器をなくすればよいというのは、非常に安直な考えで、戦争はなくなっても、人間の中にある泥棒根性は、なくならないのです。泥棒根性がある間は、本当の平和は決して実現しません。やはり、強盗とか、殺人をする人がいるのです。刑務所が繁盛するようでは、本当の平和とはいえないのです。やくざがいるようでは、本当の平和とはいえないのです。

本当の平和とは、神の国を実現することなのです。最も優秀なユダヤ人が、それをねらっていることが分かるのです。ところが、今のユダヤ社会の中で、それをいうユダヤ人は、ほとんどいないのです。ユダヤ人は話せば分かる民族です。般若ハラミタの本当の意味が分かる民族なのです。

日本人は、般若心経を読んでいますが、その意味が本当に分かって、生活で実践しいる人はめったにいないのです。文字の意味さえも、充分に分からない状態になっています。ところがユダヤ人は、命のルーツが分かるのです。

ユダヤ人は、けっして悪い民族ではないのです。現在の物の考え方が悪いのです。ドイツのヒットラーによって、六百万人のユダヤ人が殺されました。ところが、この大事件が、世界で問題にされていないのです=人や二人の人間を殺しても問題になるのに、六百万人の人間が殺されていながら、いっこうに問題にされていない。これはどういうことなのか。ここに、ユダヤ人問題の秘密があるのです。

ユダヤ人は、骨身にしみて残念無念だと思っていますけれど、世界でそれを追求しようという空気はありません。ユダヤ社会だけで文句を言っているのです。なぜそんなことになっているのか。これを、日本人は、ほとんど知らないのです。

要するに、ユダヤ人さえまともになって、アブラハムの思想に立ち返れば、世界は、見事に立ち直るのです。人間の考え方のどん底が、すっかり変わってしまうこと、神の国が実現することが、本当の平和なのです。これは、ユダヤ人でなければ、実行できないのです。

だから、ユダヤ人問題は、大した問題なのです。世界が腐っている原因は、ユダヤ人です。しかし、ユダヤ人を腐らせている人々が、まともな根性に立ち返れば、世界に完全な平和が実現するのです。

一人の人間を立ち直らせようとしたら、歴史全体を立ち直らせるような方法がいるのです。だから、宗教ではだめなのです。宗教では、これができないからです。

一人の人間は、全世界の人間の命と、同じ意味があるのです。同じ値打ちがあるのです六十四億の人間と、一人の人間とは、本質的には同じものなのです。だから、魂が、本当に、命を見つけるためには、全世界の歴史の流れの中心をつかまえなければ、だめなのです。

全世界を良くするのでなかったら、一人の人の魂を、本当によくすることはできません。人間一人を広げると、世界全体の歴史になるのです。世界全体の歴史をしぼると、一人の人間になるのです。一と全体は、同じなのです。ユダヤ人問題が分からなければ、実は、本当の般若ハラミタもできないのです。


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